2013.10.20更新

前回に引き続き、シャンプーのお話をさせていただきますね!o(^o^)o

題して、『界面活性剤を理解できれば、シャンプー選びはグッと優しくなる』

と、いきましょう!o(^o^)o

界面活性剤は『油を原料にすることで、油汚れを落とす事ができる』というしくみを理解いただけたかと思います。
つぎは、その界面活性剤の安全性についてみていきましょう。\(^o^)/

主婦の食器用洗剤での手荒れや、理美容師に多いシャンプーでの手荒れはなぜ起きるのでしょうか?
脱脂しすぎという理由も挙げられますが、ここでは、『界面活性剤によるタン

パク変性』という側面から考えてみましょう。(^-^)

界面活性剤はもとになる原料が何か?
そして、組み合わせる原料は何かということが安全性や環境において大変重要になってきます。
界面活性剤の原料としてよく使われるのが石油由来の原料です。
石油製品に対するイメージは非常に悪く、『石油製品=悪い製品』というのが、常識化されてしまっていますが、果たしてそれは本当でしょうか?

界面活性剤の良し悪しを判断する基準は二つあります!ひとつは『肌や髪への安全性』二つ目は、『環境への影響』、いわゆるエコ、という観点ですね!(⌒‐⌒)多くの方が石油製品に対して悪いと感じているのは、『髪や肌への安全性』ではないでしょうか?o(^o^)o

実は、石油製品の悪い点は『環境への影響』なんです!(⌒‐⌒)
石油を原料にする事で問題になるのは、その、『生分解性』の低さなのです!シャンプーをはじめ、多くの化粧品は家庭で使用された後、下水に流れます。そして、河川、湖、海へと流れる過程で、微生物により有機物から無機物に分解されます。石油製品は天然由来より、分解までに時間がかかるため水質汚染の原因になってしまいます!
つまり、石油製品は天然由来より、生分解の点て劣るというのが、石油製品の悪い理由です!(^-^)

一方、『肌や髪への安全性』で重視しなけらばならないのは、硫酸系界面活性剤によるタンパク変性という問題です!

少し難しくなりますが、界面活性剤には水になじむ『親水基』と、油になじむ『親油基』のふたつからできています。
親油基に使う原料が石油であれば、環境という点で問題ですが、人体への安全性を考える際、親水基に使用する原料が何か?という事が大変重要になってきます。
少し難しいな!(^-^)
でもお付き合いください。(^-^;

親水基に硫酸系の原料を使った場合、タンパク変性を起こしてしまいます。私達の体は水分以外は大部分がタンパク質でできているので、そのタンパク質が破壊されるという事は大問題なのです。

人体への安全性に関しては、『石油製品=悪い』というよりも、『硫酸系界面活性剤=タンパク変性作用成分』と捉えるほうが正しいでしょう!

理美容師の手荒れの原因の多くは硫酸系界面活性剤を主剤としたシャンプーによるタンパク変性が影響しているひとつではないか?といえるでしょうね。(^-^;
毎日何度もシャンプーする理美容師さんたちはどんな界面活性剤が入った製品を使うかが非常に大きい問題になってくる訳です。
時には硫酸系界面活性剤を使わなければならない場合も私達、Niccもありますが…(^-^;
大抵の場合はつかいません!(⌒‐⌒)

では、具体的にタンパク変性を起こす界面活性剤についてみていきたいと思います。
表示法の関係で、シャンプーなどの化粧品と、洗剤に分けて成分名を示しますね!(^-^)

少し疲れたので、この続きはまた次回にしますね!o(^o^)o

Niccでした。\(^o^)/

投稿者: Nicc hair